~繊細かつ複雑な音源処理を可能にする新開発の『仮想マルチコンタクト鍵盤』の実現に貢献~
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ハモンドオルガン「XK-5」 |
株式会社鈴木楽器製作所 開発部 技師長 冨江 正人様 のコメント
「XK-5の要件を満たすCPUとしてNXP社のi.MX 6 Quadを採用し、i.MX 6 Quadをサポートしているマルチコアプロセッサ対応リアルタイムOSの情報を収集して比較しました。イーソルのeT-Kernel Multi-Core Editionは多彩な実績があり信頼性が高いというイメージに加え、海外OSベンダに比べて価格がリーズナブルだったこと、サポートやドキュメントなどが日本語対応であることが採用の決め手でした。4つのスケジューリングモードから適切なモードを選択できたことで、優れたリアルタイム性と高いスループットを確保し、繊細で複雑な音源処理を実現できました。」
イーソル株式会社 常務取締役 上山 伸幸 のコメント
「前機種のXK-3cへのFATファイルシステムのご採用に続き、XK-5にeT-Kernel Multi-Core EditionをコアとするリアルタイムOSベースプラットフォームをご採用いただき大変光栄です。柔軟なスケジューリングが可能なeT-Kernel Multi-Core Editionにより、マルチコアプロセッサを効率的、効果的にご活用いただけたのではないかと考えております。イーソルは今後も、XK-5のような高性能なマルチコアシステムの効率的かつ高品質なソフトウェア開発を強力に支援していきます。」
■補足資料
eT-Kernel Multi-Core Editionについて
eT-Kernel Multi-Core Editionは、マルチコアプロセッサを使う組込みシステムのためのリアルタイムOSです。独自の「ブレンドスケジューリング」機能により、ひとつのシステム内で、SMP型およびAMP型が混在した複数個のプログラムを共存させられます。「Single Processor Mode(SPM)」と「True SMP Mode(TSM)」をベースとする4つのスケジューリングモードを用意しています。プログラムによって適切なモードを選択することで、高スループットの実現などのSMP型プログラムのメリットと、リアルタイム性の確保やソフトウェア資産の再利用の容易さといったAMP型プログラムが持つメリットの、両方をひとつのシステム内で実現できます。
イーソル株式会社について
イーソルは、革新的なコンピュータテクノロジーで豊かなIoT社会を創造する、1975年創業のリーディング企業です。リアルタイムOS技術を核とするソフトウェアプラットフォーム製品とプロフェッショナルサービスは、厳しい品質基準が求められる車載システムを筆頭に、FA、人工衛星、デジタル家電を含むあらゆる分野で、世界中で採用されています。最先端の自社製品の研究・開発や、主要メーカーや大学機関との共同研究に加え、AUTOSAR、マルチ・メニーコア技術の標準化活動を積極的に進めています。
*記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
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